2007年3月28日水曜日

映画「かもめ食堂」

まじっくばすーん氏が、この映画を「好きな映画」に挙げてましたね。(映画の紹介はコチラ)実は、私もようやく観たんです、先週末に。 長年「小林聡美 ファン」を公言してはばからない私としては(って誰も知らないか?)、遅きに失していましたが、何分海のこっち側ですので、ようやく当地の貸しビデオ屋に DVDが出回る様になり、借り出したという訳です。 いつも貸出し中で、3~4回待ったかな。こちらでも、人気あるんですね。

淡々と静か に進行して行くけれど、ちょこちょこ可笑しくて、でもいろいろなところがキチンと出来てる感じがしましたね。 小林聡美のしゃべるフィンランド語とか(勿論意味は判らないけど)、膝行とか(「しっこう」と読む、合気道の基本訓練らしい)、調理風景とか、何より食べ 物がシンプルだけどしっかりとおいしそう。おにぎり、卵焼き、とんかつ、あと何故かシナモンロール。映画を観た後には、必ず食べたくなるんじゃないかな。 実は、今私の居るアパートの1階にはベーカリー・カフェがあり、シナモンロールも置いてあるので、思わず食べに行きましたが、味の方はしっかり裏切られま したね。(余りに悔しかったので、その後夕食にも関らず土鍋ご飯を炊いて、シャケを焼いて、おにぎりを作ってやっとひと心地着きましたが。我ながら、うま かった。)

主演の小林聡美は、さっぱりキッパリとした役柄で、その昔「やっぱり猫が好き」 で「ちょこざい(三姉妹の末妹役のニックネーム)」と呼ばれたキャラクターがウソの様です。脇を固める片桐はいりはいつもの怪優振りに似ず、几帳面だけど 憎めないという役柄。もたいまさこはちょっとシュールで、この役柄には少し「やっぱり猫が好き」の長女役の雰囲気が残ってますかね。いずれにしても、観終 わって、ほのぼのホッとする映画でした。

それにしても海外で暮らしていると(それも独身でね)、「ないかな、『かもめ食堂』」とかなり深刻に思わないじゃないですよ。

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